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この記事では、従業員数300人を超えたファニメディック動物医療グループの獣医師の評価制度をご紹介します。
- はじめに・・・ 市場価値に見合った対価を
- 月給と賞与、それぞれの役割と「公平性」へのこだわり
- 【昇給制度】 忙しさではなく「能力」と「貢献度」で決まる
- 【賞与制度】 「個人の貢献・具体的な行動」を反映
はじめに・・・ 市場価値に見合った対価を
自身のスキルや貢献がどのように評価され、給与に反映されているのだろうか、、、
疑問に感じたことはありませんか?
「忙しいから給与が高い」「長くいるから昇給する」「院長に気に入られていると昇給する」
といった曖昧な基準も多く見られ、自分の市場価値がわからないという話もよく聞きます。
また、現在は業界全体で、獣医師が不足が加速しており、売り手市場なだけに
【転職=年収アップ】 につながりやすい状況となっています。
能力以上に年収が上がっていくケースもあり、
中途入社の獣医師と、長く働いている獣医師の間で、能力と報酬に逆転が起こり、
それがもとで転職される方も増えているように感じます。
長く働いていただきたいからこそ、私たちファニメディック動物医療グループでは、
獣医師一人ひとりの 能力と実績をロジカルに評価する「昇給・賞与制度」 を導入・運用して公平性を重視しています 。
本記事では、就職先を探している学生の皆様や、転職を検討している中途獣医師に向け、
当グループの評価制度について、どのような基準で報酬を決定しているのかを詳しく解説いたします。
能力が同じなら、月給は同じ。
より多くの診療を行い、現場で汗をかいた人には、その分だけ賞与で報いる
「能力はあるのに、忙しいだけで給与が変わらない」
「忙しくない病院にいるから、能力があるのに稼げない」
こうした不満を解消するために、ファニメディックでは獣医師の報酬を
「生活の基盤・能力評価としての月給」 と、 「期間中の成果・貢献への報いとしての賞与」
の2つに切り分けて設計をしています。
月給は、あなたの「実力」と「生活」を支える基盤として、
これまで積み上げてきた「技術」「知識」などに対する評価です。
診療に専念できる生活基盤として、病院環境に関わらず等しく設定され、安定した収入が保証されます。
賞与は半年間の算定期間における「具体的なアクション」に対する評価です。
忙しさを症例数などの具体的数値から可視化して算出し支給されます。
このロジカルな切り分けにより、納得感のある公平な評価・報酬となるよう常にブラッシュアップをし続けています。
昇給は「忙しさ」ではなく「能力」と「貢献度」で決まる
ファニメディックの昇給制度において、最も重視されるのは
「能力の適正評価」です。
診療件数が多い(忙しい)ことが評価されるのではなく、
以下の4つの多角的な視点から昇給が判断されます 。
昇給を構成する4つの要件
- 診療能力: 症例報告提出資料やカルテ記載内容による評価。
特に症例発表は、能力を把握するために必須と考えています 。 - 会社貢献度: 病院長や他従業員からの多面的な評価、複数店舗への勤務協力などが含まれます 。
- 臨床経験年数・勤続年数: 卒後の臨床経験および当社での勤務期間 。
- 過去実績: 診療マニュアルや医療情報(ニュースレター)の読了数などの実績 。

このように、定性と定量の両面から評価をロジカルに組み立てて、能力を可視化していきます。
キャリアパスを可視化する「グレード制」
そして、獣医師には能力に応じた 「グレード制」 が導入されています。
各グレードには「目安条件」「最低条件」「求められるレベル」が定義されており、グレードにより報酬が設定されています。
新卒スタートは?
新卒1年目は「研修医①」からスタート。
月給30万円からスタートし、研修卒業後には「診療医①(月給40万円〜)」へとステップアップします。
中途採用の場合も、これまでの臨床経験や技能をこのグレードに当てはめ、納得感のある処遇を提示いたします。
※中途採用者の場合、経験年数は目安であり、能力や経験により柔軟な設定をしております。
獣医師のグレードと月給
| グレード | 目安 経験年数 | 月給 | 求められるレベル(抜粋) |
| 総合診療医 ①~⑤ ※現状⑤までだが上限なし | 8年以上 | ⑤100万円~ ① 60万円〜 | POS/POMRに即した全ての診療・診断を適切に行うことができる 一般診療医の医療の管理・指導を行う セカンドオピニオンの心労や上診をしても良い |
| 診療医 ①~③ | 2~4年以上 | 40万円〜 | POS/POMRに即した正しい診療が可能・診断が可能 社会人としてのマナーが十分に身に付いており、 会社規則をよく理解している |
| 研修医 ①~② | 研修中 新卒 | 30万円〜 | 予防診療・定型的な診療を上司の管理指導の下、行うことができる 組織の一員としての認識や自覚をもち、自ら率先して動き、新卒をサポートできる 会社規則を理解している |
病院年間売上の1.2%が「病院長手当」 として加算 されるなど、役割に応じた報酬体系も極めて明確に設計しています!
例) 年商1億円(1日診療数20~25件)の病院であれば、月当たり病院長手当が10万円支給
賞与は 「個人の貢献・具体的な行動」 を反映
賞与は、一律の支給ではなく、半期ごとの実績に基づいた「スコア制」を採用しています 。
電子カルテより抽出したデータをもとに、決まった式にて計算されます。

賞与算出の計算式
賞与計算は、
「個人評価スコア × 個人人件費率係数 × 会社・店舗業績係数」 によって算出されます 。
- 個人評価スコア :算定期間中の診察件数、再診件数、手術・麻酔件数、勉強会参加数などをポイント化 。1点=賞与1ヶ月分として計算されます。
- 人件費率の反映 : 自身の生産性(売上に対する人件費率)が高いほど、最大で2.0倍の係数がかかります 。
【 2025年度実績 】
年間賞与は、働く環境や姿勢によって大きく異なります。寸志程度の獣医師もいれば、
診療件数や手術件数で高いパフォーマンスを発揮している獣医師の中には、賞与だけで年間350万円を超えるケースも!
さらに・・・
ファニメディックでは、全従業員が日々成長することを推奨しています。
※ 参照:新卒だけじゃない! ファニメディックの成長機会!
そのため、その努力を加点・減点の両面で数値化し評価にも組み込んでいます。
- 加点評価: 院外セミナーへの参加や、診療マニュアルの読了による追加手当支給、賞与スコア加点
- 質の担保: 症例報告の未提出や、必須勉強会への無断欠席はマイナス評価の対象となります 。
獣医療の進化・変化に対応するために、常にアップデートをしていくことが必要だと考えているためです。
ファニメディックの評価制度は、主観や感覚、個人感情をできるだけ排除し、
「獣医師としての実力と貢献」を最大限に尊重するために設計されました。
この記事で、「今の環境では自分の努力が評価されているか不安だ」と感じている中途獣医師の方、
あるいは「将来、実力でキャリアを切り拓きたい」と考えている学生の皆様の不安が少しでも解消できたらうれしいです。
もっと細かな内容を確認したい、ファニメディックに興味がわいたという方は、是非一度ご見学・実習にお越しください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
